米国での今年のアナログ・レコードの売り上げは約800万枚だったそうだ。これは前年同期比で49%も伸びているという。主な購入者は若者層、とくにインディー・ロックファンが多く、彼らはレコード特有の音質と溝に針を置く儀式に魅了されているようだ(MSN Money、Oregon Live LLC、Slashdot)。 新作レコードは毎週のように登場するものの、製造機械は数十年生産されていないため、老朽化が進んでいるという。生産は特定企業が推定90%のシェアを有しているが、供給不足と製造機械の不調に悩まされているという。しかし、レコード自体は音楽産業全体で言えば、わずか2%のシェアでしかないことから、投資家の興味を引きつけることはなく、新たな設備投資を行うまでには至っていない模様だ。