富士通と川崎フロンターレは12月9日、RPA(Robotic Process Automation)を活用して、ネット上で流通しているチケット情報を収集・分析し、定価以上で販売されているチケットを約5分で発見する実験に成功したと発表した。実験は7~9月に行い、仕組みの有効性を確認できたという。今後はサイン入りグッズなども監視し、高額転売を防ぐ。 RPAは、人間に代わってソフトウェアのロボットがアプリケーションを操作し、業務を自動化する仕組み。実験では、富士通のRPAパトロールロボットがチケット転売サイトを定期的に巡回。販売されている川崎フロンターレのチケット情報を洗い出し、出品者IDや出品日時、出品名、画像、落札金額などを自動で収集した。 その結果、定価以上で販売されていた約70~300件のチケットを約5分で一覧化することに成功したという。 分析結果に基づき、転売サイトに掲載取り消しを依頼
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