極寒の地、アイスランドの南西部に位置する、シンクヴェトリル国立公園は、大西洋中央海嶺の地上露出部分にあり、東にユーラシアプレートが、西には北米プレートが広がっている。そのため各地で地球の割れ目(ギャオ)と呼ばれる大地の裂け目が見られ、独特な岩肌を眺めることができる。ユネスコの世界遺産にも登録されている。 中でも、もっとも目立つ割れ目は、シンクヴァトラヴァトン湖底63メートルにある「シルフラ」の洞窟にあるアルマンナギャオで、ダイバーたちが、美しい地球の割れ目を一目みようと、寒さをものともせずにこの地を訪れる。 シンクヴァトラヴァトン湖中の温度は、年間を通して2度から3度と非常に低く、生物の生息には適さない。そのため晴れた日には、湖中にもかかわらず120メートル先まで見ることができるほどの透明度を保っているそうだ。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサ