イスラエル軍は3日、占領するヨルダン川西岸でパレスチナ武装勢力に対する大規模な急襲作戦を実施、北部ジェニンなどで武力衝突が発生し、パレスチナ自治政府保健省によると、パレスチナ人8人が死亡した。重傷者を含め50人が負傷しており、死者は増える可能性がある。パレスチナ側は激しく反発、さらなる情勢悪化が懸念される。 地元メディアによると、軍は約千人の地上部隊を展開したほか、無人機(ドローン)による空爆も実施。武器庫など複数の武装勢力の拠点を攻撃した。 今年に入りパレスチナ武装勢力への急襲作戦を強化している軍は先月、約20年ぶりに西岸でドローンや戦闘ヘリを投入。今回も使用しており、西岸での空からの攻撃は今後も続く可能性がある。(共同)