今月23日、JR宇都宮線の電車内などで喫煙を注意した男子高校生が暴行を受け、大けがをした事件で、逮捕された飲食店従業員は車掌が駆けつけたあとも、暴行を続けたとみられることが警察への取材で分かりました。警察の調べに対し「正当防衛だ」などと供述しているということです。 宇都宮市の飲食店従業員、宮本一馬容疑者(28)は、今月23日の昼ごろ、JR宇都宮線の列車の車内や自治医大駅のホームで、高校2年の男子高校生に、殴ったり蹴ったりする暴行を加え、顔の骨を折るなどの大けがをさせたとして傷害の疑いで逮捕されています。 警察によりますと、宮本容疑者は電車内で「加熱式たばこ」を吸っていた際、ぜんそくの持病がある男子高校生から「たばこを吸うのをやめてください」などと注意されたことに腹を立てて、暴行を加えたとみられています。 暴行は車掌が駆けつけて制止してからも続き、駅のホームで別の駅員が制止するまで15分にわ