盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領はこの頃、引退後の計画を練っているという。李炳浣(イ・ビョンワン)大統領秘書室長は最近行われたインタビューの中で「盧大統領は新しい引退文化を模索するという意向を固めてきている」と明かした。また盧大統領は側近らに外国の事例を調べるよう指示したという。 盧大統領はこれまで、政治・言論活動を行う、国会議員選挙に出馬する、党の顧問に就任する、農村復元運動に携わるといった可能性に言及している。そこで外国の事例を調べてみると、盧大統領の参考になりそうなものがいくつかあった。 まず1つ目、平凡で無難な選択をお望みなら、「故郷に帰って、回顧録を執筆する」のがベストだろう。世界のほとんどの指導者が、この選択肢を選んでいる。国家の最高指導者による回顧録は、選択というよりは義務に近い。記録を歴史に残す必要があるからだ。 退任後の精神衛生のためにも、執筆作業はおすすめだ。大役を免