昨夏に予定されていた解体工事は、今年に入ってからようやく着手。57年の歴史に幕が閉じられた。(C)Getty Images 画像を見る 2020年東京オリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の工期と費用の問題が再浮上している。 現状のままでは工事が本番に間に合わないことが明らかになり、スタジアム建設計画の見直しが行なわれ、デザインの再検討もされているという。 問題山積の新国立競技場建設工事の現状と見通しは、果たしてどうなっているのか――。 下村博文文部科学大臣と舛添要一東京都知事の会談で、下村文科相は新国立競技場の建設費として、政府として東京都に500億円の負担を求めた。また、2020年のオリンピックまでには開閉式屋根の工事が間に合わないこと、座席数8万人の一部を仮設とすることを明らかにし、新国立競技場の建設が予定通りに進んでいないことが判明した。 問題山積の新国立競技場建設工事に