京都府唯一の村・南山城村が地域活性化の起爆剤として15日に道の駅をオープンしたところ、休日に村の人口約3000人の2倍以上の観光客らが押し寄せ、村内の主要な幹線道路が大渋滞する事態となっている。 苦情も殺到し、村は大型連休中、職員を休日出勤させ、臨時駐車場の確保や誘導にあたる方針を決めた。 15日に開業したのは、村が約13億円かけて建設し、100%出資する株式会社の運営する「お茶の京都 みなみやましろ村」。 村を東西に横断する国道163号沿いにあり、大型商店や目立った観光地のない村で、観光客誘致や地域活性化を狙って特産品の茶の販売などを行っている。 開業以降、道の駅は土日には1日約8000人が訪れる人気スポットになったが、駐車場は約100台分しかなく、週末は入りきらない車が国道にあふれて、渋滞が発生。