令和の典拠となった万葉集の一節を詠んだとされる奈良時代の歌人、大伴旅人(おおとものたびと)ゆかりの福岡県太宰府市では、旅人邸跡近くの坂本八幡宮に早朝から参拝者が訪れ、御朱印を求める長い列をつくった。 「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ-」 歌で詠まれる「梅花の宴」は、役人として大宰府に赴任していた旅人が自邸で開いたとされる。新元号の発表で全国から注目を集めるなか、神職が常駐しない同神社では地元の氏子会が参拝者の受け入れを続けてきた。 この日、参拝者らはゆかりの一節とともに「令和元年」と記された御朱印を受け取り、記念撮影をするなどしていた。 夫と6カ月の長女と訪れた福岡県筑後市の教員、堀本あゆみさん(28)は「この子とともに生きる令和の時代が、明るく穏やかなものになるよう祈願しました」と笑顔をみせた。 大勢の参拝者を前に、地元氏子会の高瀬昭登(あきと)副会長(78)
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