フィリピン人の両親の不法滞在で、国外退去を迫られている埼玉県蕨市の中学1年生、カルデロン・のり子さんの処分の期限が、あす9日に迫った。 のり子さんは日本で生まれた。両親の祖国に行ったことがなく、日本語しか話せない。日本で勉強を続けるために、家族3人の在留特別許可を求めている。 法務省は、のり子さんだけなら許可を出すという。両親については、あくまで退去させる方針だ。 両親と離れて日本で1人で暮らすか、勉強をあきらめてフィリピンで暮らすか-。13歳の少女に、あまりに残酷な選択肢だ。教育を受ける権利や、親と引き離されない権利を定めた「子どもの権利条約」にも反している。 欧米諸国と比べて、日本政府の不法滞在者への対応はかたくなで、外国人と「共に生きる」視点が弱い。法務省は、のり子さんの人権を守り、日本で両親と暮らせるよう道を開くべきだ。 のり子さんの両親は90年代初めに、それぞれ他人名義
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