——最初の話題として、2012年1月、HEADZに所属していたサンガツが著作権を放棄したニュースを取り上げたいと思います。ネットを中心に話題になりましたが、レーベル・オーナーであるみなさんは、どういう風に感じたのでしょう。 森大地(以下、森) : まず誤解がないように言っておきますと、サンガツさんのことは大好きだし尊敬もしています。その上でお話しますが、率直に言えば、とりわけ新しいことでもないかなと思いました。インディーでやっている人たちは、すでにそれに近い姿勢でやっているわけですし。もちろん、うちは完全に著作権フリーって言い切っていないんですけど、それはなぜかっていうと、例えば戦争促進のためだったり、自分の望んでいない形で使われたりする危惧があるからで、著作権に関する問題ってそれくらいの感覚なんですよ。時代の流れ的にもフリーの精神は当たり前のことで、あえてみんな公に言わなかっただけだと思
![kilk records session Vol.4『2012年レーベル座談会 未来への野心』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e2df0d4dad18aaff5919257ab729371f2cccc4c1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimgs.ototoy.jp%2Ffeature%2Fimage.php%2F20120224%2Fbanner.jpg)