急速な勢いでユーザーを伸ばす、英語メディアの「バズフィード」。同媒体の収益源となっているのが、ネイティブ広告だ。 広告が、明らかに広告だとわからなくなったら? 最近はニュース記事に見えるように編集されたデジタル広告が急増し、デジタル刊行物の特徴も、そうした傾向を助長している。そこで米連邦取引委員会(FTC)は広告主に対し、消費者保護の観点から、虚偽広告を厳しく取り締まると警告している。とはいえ、規制する側も手探りの状況だ。 「PR記事」「インフォマーシャル」と呼ばれてきた記事型広告は、ネット上で「ネイティブ広告」「スポンサーコンテンツ」として積極的に展開されている。その大きな理由は、企業やブランドが読者やユーザーのターゲットをより絞れるようになり、広告を見た消費者からのフィードバックを即座に得られるからだ。 「A社提供」の落とし穴 おとり広告は販売営業と同じくらい古い歴史があり、100年近