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ブックマーク / dr-seton.hatenablog.com (7)

  • 自滅する地方 沼津・三島・伊豆編 - シートン俗物記

    少しハッパを掛けられましたので、宿題だった自滅する地方についてエントリーを上げます。 さて、今回取り上げるのは、静岡県東部の諸都市です。 沼津市は県東部で最大の市でありまして、人口20万人。県東部の商業中心(だそう)です。ただ、この数十年の間に、お馴染みの中心市街地の空洞化(と郊外化)が進展しました。そして、現在、沼津市に持ち上がっている問題でターニングポイントになりそうなのが、沼津駅周辺高架事業であります。 沼津駅は東海道線だけでなく、御殿場線の発着駅でもありまして、そのため駅周辺はJRの広大な所有地になっています。この部分を整理して路線の高架事業を進め、貨物駅の一部移転を行なおうというのが、沼津の政財界の長年の夢でした。現在、高架事業は、移転先として候補に挙げられた片浜地区住民の反対によって宙に浮いた状態です。それでも、ジリジリと着実に高架事業計画は進められ、おそらくは数年内に実施され

    自滅する地方 沼津・三島・伊豆編 - シートン俗物記
  • 自滅する地方 浜松と静岡 - シートン俗物記

    なんだかなぁ。しょうも無い事を書くのは、日経の連中のお得意技ではあるが、これはヒドイ。 ショッピングモールが商店街を潰したというのはウソ?「地方」の真相を読み解くための1冊 http://anngc.jp/archives/4800 つーか、ほぼ人口条件が同等で、かつ産業においては規模に劣る静岡市の方を比較してみない段階で、しょうもないのが丸わかりなわけだが。 前から述べているように、静岡市の人口規模は浜松市とほぼ同等。産業では浜松に劣るだろう。実際、80年代には、バンバンと公共事業や区画整理等の開発事業や「規制緩和」を行う浜松に対して、静岡市では、住民の反対活動や利害関係の調整に手間を取られ、土木事業も区画整理も進まなかった。 それを揶揄して「やらまいかの浜松、やらないかやめまいかの静岡」という言葉まであったほどだ*1。 で、積極的取り組みだ、と評価されていた浜松市が静岡市に比べてどうな

    自滅する地方 浜松と静岡 - シートン俗物記
  • 「なでしこジャパン!」にウンザリ - シートン俗物記

    ども。暑さ対策はお昼寝。シートンです。 この異様なまでの暑さの中、さらに熱くなっているのがスポーツ報道。その中でも女子サッカーW杯についての報道が過熱してますね。 「なでしこジャパン」。 しかしですね。連日の「強いぞ!なでしこジャパン」報道にいい加減、ウンザリしてきました。当に皆サッカー、それも女子サッカーに興味あるんですかね? 私、以前こんなエントリーを上げました。 それに、言いたかないけど、当はみんなソフトボールに興味ないだろ?当に興味があるのは「金メダルを取った」ソフトボール、であって、より正確に言えば「日が世界一になった(と表明出来る)競技」だからだよね?野球、オリンピックだけじゃなくWBCもだったが、にしても事情は同じでしょ。 野球やソフトボールやその選手達を貶めるつもりは無いんだよ。むしろ逆。競技として、そしてアスリートとしての野球もソフトボールもとても魅力的だとは思う

    「なでしこジャパン!」にウンザリ - シートン俗物記
  • 原子力はやめよう - シートン俗物記

    20年以上前になるのだが、学生の頃にチェルノブイリ原子力発電所事故が起きた。 私はすでにスリーマイル島(TMI)原子力発電所事故の経験を経て原子力というものに疑問を持っていたのだが、チェルノブイリはハッキリと原子力反対、へと押しやった。当時、物理学科の仲間にもそうした意見を表明する者も少なくなく、我々はささやかではあるが「反原発」活動を始めた。 今でも鮮明に覚えているのが、学科の教授達を交えた討論会で、学生・教員の区別無く「原発は是か非か」について話し合った。 意外というべきか、教授の中にはハッキリと反原発の立場に立つ先生もいた。核物理の教授は「原子力は必要だ。安全措置を施してある日の原発で事故が起きることはありえない」と述べた。 だが、大方の先生の意見はこうだった。 「原子力は既に電力の4分の1を占めている。代替手段が無ければ原子力は仕方がない」 つまり、消極的賛成、という事だ。 その

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    shibudqn
    shibudqn 2011/04/09
  • 自滅する地方 焼津編 - シートン俗物記

    ども。焼津さかなセンターのオススメはイカスミソフト。シートンです。 今まで進められてきた地方衰退≒「ファスト風土化」について書いてきましたが、地元について少しビジュアル面で補強する形で述べていこうかと思います。 かつて、私、焼津の衰退ぶりを示すことで、「道路を拡げてはいけない」と主張致しました。その焼津はどのような状況なのか。まずは、駅周辺から見ていきますね。 焼津駅南口からバスターミナルを眺めたところです。右手の建物は立体駐車場。左手は駅前マンションです。ちなみに、朝の7時過ぎの写真ですが駅前に人の気配がありません。なぜかといえば、焼津では地方の常として自動車交通が発達しているからなんです。目の前には立派な歩道橋、これは最近駅前再開発において整備されたものです、がありますが、使う人も、使う必要もありません。 この歩道橋に上がってみましょう。 現在、静岡県に限らないかも知れませんが、駅前に

    自滅する地方 焼津編 - シートン俗物記
  • 自滅する地方 郊外化問題は郊外の問題ではない - シートン俗物記

    さて、地方衰退とその処方箋?について取り上げると、 welldefined 21世紀のポルポトは郊外民を中心街に下放する みたいな意見が出てきます。つまり、強制力を伴った「中心市街地への移住推進」と捉えられているわけですね。まるでポルポトみたいだと。 が、自分が述べたいのはそんな事ではありません。もっと切実な事態への対応です。 ちょっと以下の写真を見て頂きましょうか。写真が巧くありませんが、道路拡張を撮影したものです。 場所は焼津市と藤枝市の市境付近。県道224号線、通称「大富藤枝線」です。道両側に広い歩道のついた二車線道路へ拡張しているところです。一般にはこうした道路事業は、「地域住民に喜ばれる事業」として批判されていません。高速道路のような「ムダ事業」とは違う、という事ですね。ですが、この「大富藤枝線」の先、大富、というところは田園風景の拡がる地域なのですよ。で、以下のような工事も行わ

    自滅する地方 郊外化問題は郊外の問題ではない - シートン俗物記
  • コンパクトシティは限界集落を見捨てない - シートン俗物記

    もう少しフィールドワークした上で載せるつもりだったが、素晴らしいエントリーがあったので便乗させて頂きます。 ・高度に発展した都市に住む人は郊外と山村の区別がつかない http://d.hatena.ne.jp/trivial/20080227/1204121970 ・地方都市の問題と限界集落の問題。 - うさたろう日記 はてな版。 http://d.hatena.ne.jp/usataro/20080210/p2 ・地方都市の問題と限界集落の問題(その2) - うさたろう日記 はてな版。 http://d.hatena.ne.jp/usataro/20080211/p1 今まで自滅シリーズなどでコンパクトシティとはどういうものか、その必要性などを説いてきましたけど、コンパクトシティは賛成者、反対者共に誤解したイメージで捉えられている部分があるように思います。 つまり、「周辺部の限界集落を畳

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