NTTドコモの加藤薫社長は2014年4月25日、同日開催した同社の通期決算において、2014年度内にLTE-Advancedの商用導入を開始することを明らかにした(写真1)。LTE-Advancedの要素技術の一つである「キャリアアグリゲーション(CA)」を用いて、「最大225Mビット/秒のサービスを投入していきたい」(加藤社長)とした。 キャリアアグリゲーションとは複数の周波数帯を束ねることで高速通信を可能にするLTE-Advancedの要素技術の一つ(関連記事)。ドコモがキャリアアグリゲーションで実現する最大225Mビット/秒のサービスは、2GHz帯と1.7GHz帯、もしくは1.5GHz帯を組み合わせた、合計30MHz幅を使ったシステムで実現するとみられる。実際ドコモは、上記スペックを備えたキャリアアグリゲーション対応の屋内基地局を2013年11月から展開を進めている(関連記事)。 キ