神戸市教育委員会は7日、今秋の運動会・体育大会で披露する組み体操の練習中に転倒するなどし、病院を受診した神戸市立小中学校の児童・生徒は計51人だったと発表した。このうち6人は骨折していた。 同市の組み体操を巡っては8月、久元喜造市長が危険な場合の実施見合わせを市教委に要請。市教委は今秋について中止にはせず、安全と判断した場合のみ行うよう各校に指示したが、その後もけがの報告が相次ぎ、久元市長が自身のツイッターで批判していた。 今秋実施分が全て終了したため、市教委が状況をまとめた。秋に体育行事を開いたのは168校(小学校87校、中学校81校)で、組み体操を実施したのは92校(小学校65校、中学校27校)。事故はいずれも練習中に発生し、市教委がガイドラインで段数を制限しているピラミッド、タワーでの骨折者はいなかった。 昨秋は130校が組み体操を実施して62件の病院受診報告があり、19件が骨折だっ