★鈴木哲夫の核心リポート 日本維新の会(維新)が新春早々、内紛に直面している。石原慎太郎代表と、橋下徹代表代行(大阪市長)ら党幹部と、国会・地方議員らが全員参加して、党の総意を確認する「全体会議」が昨年12月の衆院選後、いまだに開かれないのだ。石原氏ら旧太陽の党側と、橋下氏ら旧大阪維新の会側の亀裂とともに、橋下氏と松井一郎幹事長(大阪府知事)の微妙な関係を指摘する向きもある。こうした党内事情を把握しているのか、安倍晋三首相は11日、大阪入りし、橋下、松井両氏と会談する。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が“爆発寸前”といえる維新内部に迫った。 「結局、『会を開いた』という形だけつけたかったんでしょう。総括なんて言えるものじゃなかった」(関東地区の小選挙区で落選した候補) 12・16衆院選も終わり、安倍晋三政権が発足した昨年暮れ、維新の落選候補が大阪市内に集められ、選挙戦の「総括会議」が開