タグ

ブックマーク / note.com/iida_yasuyuki (6)

  • 西浦教授によるGoTo論文の解説と批判|飯田泰之

    京都大学の西浦教授と北海道大学大学院の安齋麻美さんによる論文,「“Go To Travel” Campaign and Travel-Associated Coronavirus Disease 2019 Cases: A Descriptive Analysis, July–August 2020 」が公開され,大きなニュースになっています. メディアなどの報道では,「「GoToトラベル」の開始後に、旅行に関連する新型コロナウイルス感染者が最大6~7倍増加した」「旅行関連の新型コロナ発症率は約1.5倍に」といったセンセーショナルな取り上げ方になっていますが,この理解は正しくありません. 何が書いてあるのか,そしてどのような意味を持つのかについて少し整理してお話ししましょう. ※昨日の一連のツイートでは,どうもわからないところが多く,混乱している部分もあったためここにまとめておきます(実際

    西浦教授によるGoTo論文の解説と批判|飯田泰之
  • 【公開記事】GDP(2020年4-6月期)一次速報解説|飯田泰之

    日(2020年8月17日)は国民経済計算の一次速報公表日.前期比の年率換算27.8%という衝撃的な数字が速報で流れています. まず.この「年率換算」という謎の習慣はやめるべき……「仮に今後も同じ経済成長率が続いたなら1年後にGDPが何%減るか」という換算ですが,今次のような大きなショックが1年間持続するという想定は全く合理的ではありません.今回の発表による経済収縮を落ち着いて観察すると, 前期(1-3月期)比 :実質▲7.8%,名目▲7.4% 前年同月比   :実質▲9.9%,名目▲8.5% (内閣府・国民経済計算) となっています.前年同期比の方が落ち込みが大きく感じるのは,1年前との比較のため.消費税増税ショックと1-3月期の落ち込みを含む数値を含むからです.前年同期比を使う際の注意点についてはマガジン版「移動平均・前年同期比にはご注意を」を参照ください.ちゃんとした季節調整値が得ら

    【公開記事】GDP(2020年4-6月期)一次速報解説|飯田泰之
  • GDP速報値と台風・暖冬の影響|飯田泰之

    2020年2月17日,昨年度第4四半期(2019年10月~12月期)GDPの第一次速報値が発表されました.実質GDPの成長率は前期比▲1.6%(年率▲6.3%),名目GDPの成長率は前期比▲1.2%(年率▲4.9%)と散々な数字です.

    GDP速報値と台風・暖冬の影響|飯田泰之
    shibusashi
    shibusashi 2020/02/19
    『素直に考えて,今次の消費低迷とそれによるGDPの低下は「消費増税」以外に考えようがない』
  • 「月例経済報告」と景気後退判断|飯田泰之

    月例経済報告は内閣府の政策分析官が,様々な指標から「日の景気の景気の現状」を判断したものです.閣僚会議で報告され,経済政策の指針となることが期待されています.月例経済報告の内容をもっとも短く示すのが報告書冒頭の「判断文」というところ.1月23日に発表された1月の月例経済報告では, -景気は、輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、緩やかに回復している。- とのこと.ほんとかよ!?という疑問はさておき,「経済情報の収集」という点では月例経済報告の大事な部分は判断文じゃないです.だって政府公式の景気判断で経済が動くわけじゃないですから.

    「月例経済報告」と景気後退判断|飯田泰之
    shibusashi
    shibusashi 2020/02/02
    『消費税増税の意思決定を転換可能な時点ですでに景気後退サインがでていたーーにもかかわらずそれを断行したという政策判断は重く,追求されてしかるべきことなのではないでしょうか』
  • 『家計調査』からみた最近の可処分所得|飯田泰之

    直近の所得・収入の変化,格差の変容についてコメントを求められること際,いちいちPCを立ち上げてグラフを示したり,ファイルを送付するのは手間なので,memo代わりにここにあげておきます.

    『家計調査』からみた最近の可処分所得|飯田泰之
  • 景気って何だ――まずは景気動向指数の話から|飯田泰之

    1月15日に三ヶ月ごとに発表される日銀行の地域経済報告(さくらレポート)が発表された.今回は「北陸」「東海」「中国」の3地方で景気判断を引き下げたものの,全体としては 「設備投資や個人消費といった国内需要が、増加基調を続けている」との判断.随分と悠長なことをいっているものだなぁと思った人も多いのではないでしょうか.

    景気って何だ――まずは景気動向指数の話から|飯田泰之
  • 1