建設業界の人手不足が問題となるなか、建設機械大手の間ではICT=情報通信技術を使って、熟練の技術が必要な作業を機械が支援する新たな事業を始める動きが出ています。 このうち、建設機械大手の「コマツ」は、ICTを使ったシステムで建設現場での作業を機械が支援する事業を来月から始めると発表しました。 具体的には、人間では最長で数か月かかることもある現場の測量をドローンと呼ばれる全自動の飛行ロボットで数十分で行い、そのデータを転送した建設用の機械が地面の掘削などを自動で行うということです。 こうした作業は熟練の技術が必要ですが、このシステムを使うと、現場で働く人は建設用の機械を移動させる操作を行うだけになるということです。 建設業界で働く人は減少傾向にあり、東京オリンピックの施設整備などで人手不足が今後さらに深刻になると見込まれていて、大橋徹二社長は「自動化によって生産性を高めようというのは自然の流