日経平均株価が15年ぶりの高値を回復するなど、今の強気相場をみていると、すぐに下落が始まるとは到底思えません。しかし、日経平均は、筆者が当初から目先の天井になると予想していた、「1万8800円~1万9500円水準」に入ってきました。予想通り、そろそろ弱気に転じるべきでしょうか。それとも強気ムードに流され、さらなる上昇を見込んだ方がよいのでしょうか。 3月は、月末にかけて上昇しやすい まず、3月の相場が上昇しやすいのか、下落しやすいのかをみてみたいと思います。1996年~2014年までの19年間の日経平均株価で、「ローソク足」の月足が陽線(3月初日の始値よりも月末の終値の方が高い)だった数と、陰線(3月初日の始値よりも月末の終値の方が低い)だった数を比較すると、陽線が12回、陰線が7回あり、月末にかけては上昇する傾向が強いことがわかります。2008年の金融危機後の6年間(2009年~2014