「おにぎり一つで体を売った…」 ある中学生の話です。 真冬の深夜2時ごろ、父親に殴られ裸足で家を飛び出しました。暗闇の中、明るく光る自動販売機で暖をとろうと寄り掛かっていたそうです。 小さな街の階段に座っていると、男に声をかけられ、事情を話すと、コンビニでおにぎりを買ってくれました。手を握られて、「まずいと思ったが、怖くて抵抗できなかった」と言います。 男の家に着き、おにぎりを食べると「歯磨きかお風呂、どっちかやる?」と聞かれ、断ったが強姦されました。初めての性行為でした。彼女は、おにぎり一つで体を売ったのだと、自分を責めていました。 「声をかけて来るのは、そういう男の人だけだった。寝たくてもどこで寝たらいいかわからないし、頼れるのはその人たちだけだった。もっと、女の人とか、危なくない大人の人が声をかけてくれればいいのに。自分はそういう大人になりたい」と彼女は言います。 毎年100名ほどの
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