(前回から読む) 伊東 乾(以下、――) 今回はクリスマス・イヴの公開で年内最後の「常識の源流探訪」ということになりました。年末年始の休みを挟みますので、大宅さんから、ビジネスと家庭双方の話題を橋渡しするような形で、たっぷりお話をお伺いしたいと思います。 最近とみに思うんですが「民主政治」と訳されるデモクラシー、これは歴史的には「衆愚制」とも訳されてきた言葉ですが、このデモクラシーと、高度な専門性を要求されるプロフェッショナル、カタカナで書けばエクスパティーズとよく言うわけですが、この両者は基本的に矛盾するものだと思うんですね。 大宅 映子(以下、大宅) なるほど。 ―― そうすると、1つの政府がやっていることなのに、矛盾した施策になる、なんてことが山ほど出てくるわけですけれど、実はそうやって割り切れるものではないんじゃないか、って。矛盾対立する両要素をどうやって調整してゆくか、そのバラン
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