大阪市の繁華街、新世界などにある老舗ふぐ料理店「づぼらや」が15日、閉店した。店舗前につり上げられた巨大なふぐのちょうちんで有名だったが、新型コロナウイルスの影響や経営上の事情で4月から休業。営業再開に至らず、式典などもなく創業100年の歴史にひっそりと幕を下ろした。 運営会社によると、1920年創業で新世界本店(浪速区)と道頓堀店(中央区)があったが、いずれも4月8日から休業。店内の片付けは既に終えたという。 新世界本店では「ほな!さいなら」と書かれた垂れ幕が店の入り口付近に取り付けられており、15日は多くの人が足を止め、店の様子を写真に残した。