かつて宮崎駿監督が「トトロが喜んで住みそうな家」として愛したモダンな建物が、東京都杉並区を走るJR中央線の阿佐ヶ谷駅にほど近い住宅地にあったことをご存じでしょうか。 大正14(1925)年に建てられたその洋風住宅は、長く住まわれていた持ち主さんの引っ越しにより無人となり、取り壊しの危機に瀕しますが、地元の方の保存運動(6300もの署名が集まったといいます)により、建物も含めた敷地全体を公園として整備することが決定します。 しかし、2009年2月14日未明に不審火で焼失。誰もが公園化計画の頓挫を覚悟しますが、それを知った宮崎監督が焼け落ちる前の「トトロの家」の雰囲気を活かしたデザイン画を提供、かくして2010年7月に「Aさんの庭」という名の公園が誕生しました。 ちなみにこの「Aさんの庭」というネーミングも宮崎監督の発案なのだそうです。園内のパネルによれば、「Aさん」とは「公園を訪れるみなさん
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