意外といろんな仲間がいる 今年も梅雨本番となりました。梅雨の花といえば、アジサイですよね。 私たち日本人に身近な園芸植物のほとんどは外国からの導入種ですが、4月には、サクラ(ソメイヨシノ)が数少ない日本原産の植物であることを紹介しました。アジサイもソメイヨシノと同じく、そうした稀有な例の一つです。 全国にはたくさんのアジサイ愛好家がいますし(そんなこと初めて聞いた、という読者もいるでしょうけれど、本当に多いのです)、愛好家でなくともほとんどの人は、美しいアジサイを見ると、春から夏への季節の変化を実感するでしょう。アジサイの栽培法に関する書籍もたくさん出版されています。 しかし驚くべきことに、というか、これほど身近な存在であるにもかかわらず、生物学的な立場から見た「アジサイとはなにか」という疑問に応え得る先行文献は、ほとんど存在しません。 愛好家の中には、野山から野生のアジサイを採取し、自宅
![梅雨の風物詩「アジサイ」は、実は生物学的に謎だらけだった(青山 潤三) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5bd1ee03830125ac39c076916e846c3a6ea32239/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F9%2F1200m%2Fimg_790150e3083cda4146e99b1c470b135196103.jpg)