相手に何かを伝えるとき、オノマトペ=擬声語(擬音語、擬態語)の活用を意識すると、グッと伝わりやすくなると、アナウンサー歴26年の現役アナウンサー熊谷章洋さんは、ご自身が発行するメルマガ『話し方を磨く刺激的なひと言』で解説しています。「もふもふ」なんていう比較的新しいオノマトペも感覚的に伝わってしまうのは、日本語の持つメロディーと、それを使う日本人の耳に秘密があるようです。 オノマトペは大容量の情報をダイレクトに伝えられる 客観情報の中に主観=感想を混ぜてみる、そのやり方について、筆者が具体的な表現を試みるというシリーズの中で、前回は、日本語表現における、オノマトペ=擬声語(擬音語、擬態語)の重要性について言及しました。 簡単にまとめると、そもそも日本語の発音にはメロディーがあり、日本語を使う日本人の耳には、音が言葉に聞こえたり、その音を言語化、文字化できたりするようなことに強い、特性を持っ