タグ

ブックマーク / dr-seton.hatenablog.com (9)

  • 東京電力に責任があることを無視していたのは誰だ? - シートン俗物記

    こんなエントリーが出ているのに気付いた。 東京電力に責任があることになったら笑う人は誰だ? - 常夏島日記 http://d.hatena.ne.jp/potato_gnocchi/20110327/p1 相変わらず、都会に住む人間、というヤツは、自分に見えない犠牲というものに冷淡なのだな、と愕然とする。 今回の震災で問題と思っているものに、原子力災害の他、交通が挙げられる。被災地での燃料不足は、車中での一酸化炭素中毒死を招く事態となっているが、結局のところ、田舎というものを自動車無しには生活が困難な状況にしてきた、という問題だ、と云えるだろう。震災を予想していた訳では無かったが、自動車を中心とした交通政策や交通インフラを構築する事は、とりわけ交通弱者へのしわ寄せを招き、結果、誰にとっても暮らしにくい地域になる、という事を説いてきた。この震災では、その状況があぶり出されたと云って良いんじゃ

    東京電力に責任があることを無視していたのは誰だ? - シートン俗物記
  • 新自由主義という醒めない悪夢 - シートン俗物記

    ども。我が家はいつでも緊縮財政。「小さな家計」シートンです。 臨時国会も始まり、参院選で伸長著しい「みんなの党」が注目を浴びているようです。まぁ、選挙前から異様なほどのマスコミのコミットが目立ちましたが。 あいかわらずの「小さな政府」「官から民へ*1」「民間で出来ることは民間で」「市場に任せるのが最善」という“小泉政権”を彷彿とさせる言葉を見掛けます。 どうにも訳判りません。金融危機がなぜ誘発されたのか、について、上記のフレーズを支持する人々は ノビーをはじめとして どう考えているんでしょう。新自由主義の、そして市場放任の当然の成り行きとしか思えないのですが。 併せて財政についても「歳出削減を」「法人税減税し、消費税増税しろ」という声はマスメディアにおいて見掛けますけれど、それが当に行われたらどうなるのか。だいぶ甘い想像をしているんじゃないでしょうか。というのも、それが実際に行われた直近

    新自由主義という醒めない悪夢 - シートン俗物記
  • 皆様にお願い - シートン俗物記

    ども。ようやく夜中に起きる必要の無くなったシートンです。 唐突ですが、ちょっと、皆様にお願いがあります。 以下の写真をご覧ください。 このところ、私の住む地域では写真のような小さな中華料理店が急激に出店しています。この間、出掛けた時に通りがかりに見掛けた店舗を撮したものです。 最初は気に留めなかったのですが、気になる事があるのです。 ・コンビニなど既存店舗の居抜きが多い。 ・ワンコイン中華、など低価格のメニュー。 ・従来の街の中華料理店と異なる派手すぎる外装。 何店か入ってみたところ、味はそれなりです。また、中国人の店員が多い。全般に客が詰めかけるほど流行っている様子はありません。 もちろん、在留中国人が店を開く事を問題視しているわけではありません。そうではなく、需要を見込んでの出店なのかどうかが気になっているのです。 つまり、 「在留中国人相手の新手のフランチャイズ商法ではないのか?」

    皆様にお願い - シートン俗物記
  • 映画化希望 ビジネスホラーの傑作「セブンイレブンの罠」 - シートン俗物記

    東北地方の小都市であるコンビニエンスストア店長が自宅兼店舗で自殺した。この一見のどかに見える街に何があったのか。 なんてエピソードから始まるコンビニ商法にメスを入れたルポ。すでに、深町先生がレビューを書かれたので、ご存じの方も多いと思う。 コンビニ。バブル後の夢をらって http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20091119 まあ、こちらもコンビニ問題については興味があって、何度か取り上げてみたりしたので多少は知識もあったのだが、問題点を整理されると改めてセブンイレブン(とそのライバルチェーン)のえげつなさに身震いする思いがする。 冒頭のコンビニオーナーなのだが、土地も資産もある地元の名士クラスの人物が、“時代の流れ”に乗っかって、セブンイレブンのフランチャイズオーナーになる。場所柄もいいし、コンビニの問題点、「ロスチャージ」と「オープンアカウント」に苦慮しつつ

    映画化希望 ビジネスホラーの傑作「セブンイレブンの罠」 - シートン俗物記
    shichimin
    shichimin 2009/12/21
  • 「大きな政府、小さな政府」など存在しないよ - シートン俗物記

    ども、明日からは大道芸ワールドカップin静岡。しばらくお祭り気分のシートンです。前回のエントリーえらく騒ぎになったんですね。久々に覗いてみて驚きました。大した事を書いたつもりは無いんですけど。 なんか、私が「日を出て行けー!」と云っているかのように勘違いしている人たちがいますけど、全然そんな事無いですよ。単に、「小さな政府にならなければ日は没落する」だの「規制をしなければ日はおしまいだ」なんて悲観するくらいなら、ネオリベ・ワールドにでも移った方がお得なのに、という程度のことです。ネオリベのインセンティブって、個人の欲望の全面的肯定だと思っていたんで、「遠慮することは無いですよ。合理的に考えれば日に留まる意味は無いでしょ?」と教えてあげたんですけど、なぜか反発を喰らっております。恩を仇で返された! それにしても、皆様日を愛されているようで、愛国者だらけの日。未来は明るいですね。こ

    「大きな政府、小さな政府」など存在しないよ - シートン俗物記
  • 自滅する地方 焼津編 - シートン俗物記

    ども。焼津さかなセンターのオススメはイカスミソフト。シートンです。 今まで進められてきた地方衰退≒「ファスト風土化」について書いてきましたが、地元について少しビジュアル面で補強する形で述べていこうかと思います。 かつて、私、焼津の衰退ぶりを示すことで、「道路を拡げてはいけない」と主張致しました。その焼津はどのような状況なのか。まずは、駅周辺から見ていきますね。 焼津駅南口からバスターミナルを眺めたところです。右手の建物は立体駐車場。左手は駅前マンションです。ちなみに、朝の7時過ぎの写真ですが駅前に人の気配がありません。なぜかといえば、焼津では地方の常として自動車交通が発達しているからなんです。目の前には立派な歩道橋、これは最近駅前再開発において整備されたものです、がありますが、使う人も、使う必要もありません。 この歩道橋に上がってみましょう。 現在、静岡県に限らないかも知れませんが、駅前に

    自滅する地方 焼津編 - シートン俗物記
  • 自滅する地方 連立方程式を解け - シートン俗物記

    ども、相変わらず地方衰退ネタは反響が大きいですね。 さて、前回のエントリーで 「もちろん、自分は「コンパクトシティ」が処方箋だと考えていますよ。それはなぜか、といえば「連立方程式」の「解」だから、です。」 と述べたわけですけど、この辺を説明していきましょう。 何かしら課題が設定された場合、最も効率が良いのはそれらを纏めて解決する手段を用いることです。いわば「連立方程式」の「解」な訳ですね。 では、「コンパクトシティ」はどのような「課題」の「解」なのか? まず、最初に押さえておかないといけないのは、「コンパクトシティ」というのは、和製英語である、ということ。現在では日の地方自治体での多くで、コンパクトシティは取り上げられていますが、まったく根を押さえていません。「中心市街再活性化」であるとか、「複合商業施設建設」などによって“コンパクトな街”を謳い文句にしますが、以前説明したとおりです。

    自滅する地方 連立方程式を解け - シートン俗物記
  • 自滅する地方 郊外化問題は郊外の問題ではない - シートン俗物記

    さて、地方衰退とその処方箋?について取り上げると、 welldefined 21世紀のポルポトは郊外民を中心街に下放する みたいな意見が出てきます。つまり、強制力を伴った「中心市街地への移住推進」と捉えられているわけですね。まるでポルポトみたいだと。 が、自分が述べたいのはそんな事ではありません。もっと切実な事態への対応です。 ちょっと以下の写真を見て頂きましょうか。写真が巧くありませんが、道路拡張を撮影したものです。 場所は焼津市と藤枝市の市境付近。県道224号線、通称「大富藤枝線」です。道両側に広い歩道のついた二車線道路へ拡張しているところです。一般にはこうした道路事業は、「地域住民に喜ばれる事業」として批判されていません。高速道路のような「ムダ事業」とは違う、という事ですね。ですが、この「大富藤枝線」の先、大富、というところは田園風景の拡がる地域なのですよ。で、以下のような工事も行わ

    自滅する地方 郊外化問題は郊外の問題ではない - シートン俗物記
  • コンパクトシティは限界集落を見捨てない - シートン俗物記

    もう少しフィールドワークした上で載せるつもりだったが、素晴らしいエントリーがあったので便乗させて頂きます。 ・高度に発展した都市に住む人は郊外と山村の区別がつかない http://d.hatena.ne.jp/trivial/20080227/1204121970 ・地方都市の問題と限界集落の問題。 - うさたろう日記 はてな版。 http://d.hatena.ne.jp/usataro/20080210/p2 ・地方都市の問題と限界集落の問題(その2) - うさたろう日記 はてな版。 http://d.hatena.ne.jp/usataro/20080211/p1 今まで自滅シリーズなどでコンパクトシティとはどういうものか、その必要性などを説いてきましたけど、コンパクトシティは賛成者、反対者共に誤解したイメージで捉えられている部分があるように思います。 つまり、「周辺部の限界集落を畳

    コンパクトシティは限界集落を見捨てない - シートン俗物記
  • 1