アドビ(アドビ システムズから改称)が6月11日に配信を開始したスマートフォン向けカメラアプリ「Photoshop Camera」。写真編集の初心者でも「映える」写真が簡単に作れるエンターテインメントアプリと思うかもしれないが、よく見ていくとクリエイターとユーザーをつなぎ、アドビのツールを用いた映像制作の世界に誘う役割を持っていることが分かった。 Photoshop Cameraには、アドビが開発したAI「Adobe Sensei」(機械学習による自動・省力機能)の成果が組み込まれ、被写体を認識して背景から自動的に切り抜いたり(Photoshopでいうところのオブジェクト選択)、より効果的でドラスチックな画像補正機能を誰でも活用できる。 そして「レンズ」。Photoshopあるいは動画加工ソフト「After Effects」で使える視覚効果やレタッチの手順をパッケージ化したものだ。ユーザー