8月7日、資源エネルギー庁幹部は、福島第1原発の敷地内から1日あたり推定約300トンの汚染水が海に流出しているとの試算を明らかにした。昨年2月撮影。読売新聞提供(2013年 ロイター) [東京 7日 ロイター] - 資源エネルギー庁幹部は7日午後、東京電力<9501.T>福島第1原発の敷地内から1日あたり約300トンの汚染水が海に流出しているとの試算を明らかにした。同幹部によると、3日に今回の試算内容を確認したという。 同日開催された、政府の「原子力災害対策本部会議」後の記者説明で資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室の新川達也室長が明らかにした。本部長の安倍晋三首相は会議の締めくくりで、「福島第1原発の汚染水問題は対応すべき喫緊の課題。東電のみに任せるのではなく国として対策を講じる必要がある」と述べ、懸念を表明した。