封印される「2つの問題」 発覚からすでに半年近くが経過した東芝の粉飾決算疑惑が今週、節目を迎えそうだ。報道によると、東芝が事態の究明のために設置した「第三者委員会」が本稿掲載の前日(7月20日)夜、調査報告の概要を公表。本稿掲載日(21日)の夕方、田中久雄社長が記者会見して、佐々木則夫副会長と共に引責辞任を表明するという。 注目の決算の修正額は、過去5年間のコストの先送り(約1600億円)と事業そのものの収益力低下を反映した工場の減損処理(約700億円)の合計額、つまり2300億円前後の巨額に達する模様だ。だが、これまでの報道をみている限り、より本質的で構造的な2つの問題の解明は進まず、封印される懸念がありそうだ。 事件の発端は今年2月。関係者が証券取引等監視委員会に行ったとされる内部通報がきっかけだ。不可解な発端だけに、東芝内部でなんらかの内紛があった証拠だとささやかれている。事態を受け
元役員や元幹部への取材では社長が目標の達成を迫るのは経営トップとして当然で、それを問題のあるやり方でごまかそうとする部下や社内のチェック体制の不備こそ問われるべきとの声も聞かれました。 元執行役員は「予算が達成できなければ厳しく言われるのは当たり前。怒られて厳しかったからついついと言うのは、それが本当ならあまりにも情けない社長1人だけの問題にしていいのか。組織的にどうだったのかというのが問われるべき」。 第三者委員会の調査報告書でインフラ工事の損失の計上を佐々木氏や田中氏と一緒になって認めなかったと指摘された元副社長の1人は「どこの会社でもちょっとでも利益を出したい。出さなきゃいけないというのは同じでしょ。6兆円の売り上げがある東芝だって台所事情は大変。より多くの利益を積み上げたいと思っているし、それを怠るようになったら企業としておしまいでしょ」と数字を追い求めること自体は当然だと主張しま
明日7月19日のNHK「サンデースポーツ」で大久保嘉人(川崎フロンターレ)、豊田陽平(サガン鳥栖)という二人のストライカーを追ったルポが放送される予定です。 長年、追ってきた二人ですが、生き方は「感覚」と「練磨」と対極。彼らが見るゴールの風景とは? ぜひ、ご覧ください。 http://www1.nhk.or.jp/sports/sunsat/ <NHKのサイトより> サンデースポーツ 7月19日(日) 夜9時50分から ストライカーの神髄とは? 今週のサンデーの特集はサッカー。大久保嘉人選手と豊田陽平選手、2人のストライカーに迫ります。 常に貪欲にゴールへと向かう2人を長年取材してきた、スポーツライターの小宮良之さんがストライカーの<本能>、そしてあくなき<渇望>の源に鋭く切り込み、独自の筆致で描き出します。 そして、大相撲名古屋場所は中日8日目。 相撲を体感した村田諒太さんの鋭いコメント
「戦犯」は日建・竹中・電通 東京五輪に暗雲。新国立競技場をめぐる大失態は、巨大利権の裏で蠢く「陰の紳士」たちを浮かび上がらせた。 2014年11月号 POLITICS [新国立競技場の吸血鬼] 10月7日の参院予算委員会で蓮舫議員(民主党)が、2020年東京五輪のメーン会場となる国立競技場の解体工事が前代未聞の入札やり直しになった問題を追及した。松島みどり法相の「ウチワのようなもの」の珍答弁の陰に隠れた形になったが、本誌スクープの後追いである。 下村博文文部科学相は「談合が疑われたので警察庁に通報した」と答弁、安倍晋三首相も「今回は警察に調査を依頼している」と述べた。また、競技場の運営主体である独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長が不手際を陳謝、聞き取り調査もせずに「談合の事実はなかった」と判断したことを認めた。 だが、一連の混乱の「主犯」は誰なのか。国会
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く