リオデジャネイロオリンピックを来年に控えるブラジルで世界各地の先住民がそれぞれの文化に根ざした競技を披露する初めてのスポーツ大会が始まりました。 開会式にはブラジルのルセフ大統領も出席し伝統的な衣装などに身を包んだ先住民たちがオリンピックさながらの入場行進を行いました。 競技初日の24日はアーチェリーが行われ、先住民たちが地域に伝わる伝統的な衣装を身につけ手作りの弓を使っておよそ20メートル離れた的を目指して矢を放ち、見事に射抜くと会場からは大きな歓声が上がっていました。 また、それぞれの地域独特のスポーツ文化を紹介する公開競技も数多く行われ、ブラジル中部の先住民カヤポの人たちは、ボールに見立てたココナツの実を木の棒で弾きながらゴールを目指すホッケーに似た「ホンクラン」という伝統競技を披露していました。 会場を訪れた20代の男性は「先住民の持つ伝統にとても興味を持ちました」と話していました
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