2005年もあと少しで終わるが、今年は日本の音楽配信が躍進することができた年なのだと思う。 ITunes Music Storeが日本で始まり、その影響か、日本の音楽配信サイトでも単価が下げられることになった。一足先に、携帯端末ではじまった着うたフルでも、3000万ダウンロードを超えた。 ただ、大晦日に紅白を聞いていて、ふと思ったことがあった。 インターネットに不法MP3サイトが溢れ、ブロードバンドの普及にあわせるようにP2Pファイル交換サービスが一気に広まった90年末から2000年初頭。インターネット時代には、インターネット時代に合わせた音楽ビジネスモデルを作るべきだという議論があった。 インターネット時代に、音楽のコピーを防ぐのは不可能であり、コピーを前提としたビジネスモデルを作るべきではないかという話である。 この新しい形として、よく言われていたものに、ライブをメインとするビジネスモ