一昨年、昨年に引き続き、「2006 International CES」開催直後のタイミングでハリウッドの映像ビジネスの現場を取材した。 もっとも、これまではHD DVDとBlu-ray Disc、いずれの規格をサポートするのか、あるいはなぜ一方の規格を支持するのかといったことがテーマだったが、すでに各社とも方針が固まり、さらに統一規格も立ち消えとなっている。 そうした中で、コンテンツ作りに各社がどのように取り組んでいるのかが、今回の取材テーマだ。Universalを除くメジャーな映画供給会社を取材したが、初回となる今回は映画会社ではなく松下電器のパナソニックハリウッド研究所(PHL)の取り組みから連載を始めたい。 PHLについては昨年、一昨年にも記事を掲載しているが、今年は彼らが次世代光ディスク向けに開発した高画質エンコーダーの実力と、高画質エンコーダーが生まれてきた背景について話を聞い
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