最近、ある人から、「最近のジャーナリズムはだらしがない」と叱られてしまった。「私は前々からライブドアは怪しい会社だと思っていた。それなのに、マスコミはこれまで堀江貴文社長を持ち上げてばかりいたじゃないか」というのが、その理由だ。 実はこの人というのは、私の父(元テレビ局員)である。私はこう反論した。「そう思う記者がいたとしても、明瞭な根拠もなしに印象だけで『怪しい』と報道記者が書けるわけがない。ベンチャー経営者を端からうさん臭いなどと叩くような記者は、それこそ逆に見識を問われるんじゃないだろうか」と。 そんな矢先、先日もテレビを見てたら、ある有名コンサルタントが「あんな人(堀江氏)は経営者じゃない」と一説ぶっていた。そこまで叩かれているのを見ていると、冷静に堀江氏に関する記憶を振り返ってみようという気持ちになる。といっても、ここ最近の堀江氏の動向に詳しい取材記者は日経BP社に少なからずいる