http://anond.hatelabo.jp/20071005061957 「リンゴ事件」 秋の収穫を迎えるころになると毎年、青森県弘前市から大阪新聞社にリンゴが届けられる。このリンゴは大阪府内の福祉施設にクリスマスプレゼントとして贈られる「善意のリンゴ」である。 大阪新聞が贈り物の橋渡し役をしている。 善意のリンゴは、13年前の「リンゴ事件」がきっかけで始まった。 昭和59年4月23日、大阪・京阪天満橋駅前。青森からトラックで行商にきた人が、はるばる運んできた赤いりんご80箱をトラックの荷台に積んで売っていた。 桜の季節で、駅前は近くの桜の名所、造幣局の「通り抜け」に訪れた人たちでにぎわっていた。 事件はその人が、電話をかけるため目を離したわずかなすきに起こった。 リンゴの山に、「試食をしていただいて結構です」と垂れ幕がしてあった。それをみた人が、つい一つ、手にした。 「リンゴはただ
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