東日本大震災が発生した翌日の3月12日から標準時刻の送信を停止していた「おおたかどや山標準電波送信所」が4月21日午後1時54分、約40日ぶりに送信を再開した。同送信所は西日本をカバーする佐賀・福岡県境の「はがね山標準電波送信所」と並び、東日本一帯をカバーしているが、送信停止以来、北関東以北では電波時計で正確な時刻を調整できない利用者から苦情が相次いでいた。関連記事電波時計、自動調整ストップ「国内半分…首相が米紙に寄稿 原発事故の収拾「私…記事本文の続き 東京電力福島第一原子力発電所で12日に発生した水素爆発後、政府が原発から20キロ圏内の避難を指示したため17キロの地点にある送信所の職員が退避。有人運用設備のため、同日午後8時から送信を止めていた。 送信所を運営する情報通信研究機構(NICT)と通信事業者などの作業員10人が21日、防護服を装着して、遠隔操作による送信信号停止装置やバック