揺れ動く米台関係 第二次政権の発足後、トランプ米大統領は「米国第一主義」を前面に押し出している。他国との関わりにおいて軸になるのは「友好関係」や「共通の価値観」ではなく、「取り引き」だ。 これは、米国との関係に依存していた世界の国々に大きな影響を及ぼす。特に、バイデン政権まで米国から超党派で全面的な支持を受けていた台湾は、中国の習近平国家主席がますます圧力を強めているなか、苦しい状況に置かれるかもしれない。 台湾は、トランプと渡り合い、これからも支援を引き出すことはできるのか。その鍵となる人物がいる。それはトランプが最初に大統領に当選したのと同年に中華民国総統に当選した「同期」、蔡英文前総統である。 「自分はトランプを味方につけることができた」 総統を退任後、初めての大型のインタビューを受けて英紙「タイムズ」に登場した蔡は、「トランプと仕事をするのは良い思い出だった」と振り返り、第一次トラ
