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ブックマーク / maekawa-kenichi.hatenablog.com (5)

  • 2030話 ウソはうまくつけ - アジア雑語林

    あれはたぶん韓国ドラマ「ミス・ハンムラビ」(2018)だったと思うが、ソウルの歩道で、主人公が横断歩道を渡ろうと立ち止まると、その背後にカフェらしき店が映り、看板に“VIVANT”とあったような気がしたが、第何話だったかも覚えていないから、確認はしていない。見間違いの可能性も高い。 TBSドラマ「VIVANT」は、初回分を録画しておこうと思ったが、ミスで録画できなかった。テレビの録画画面を出し、「録画する」で「決定」を押さずに、「戻す」ボタンを押してしまったのだろう。初回を見なかったから、「まあ、それでいいや」と2回目以降も見なかった。ところが、正月に全話再放送があったから一応録画しておいた。先日、3日がかりで録画を見た。で、私の感想は、ウソはうまくつけだ。 わたしが小説を読まない理由は、サスペンスなどの場合だが、つじつま合わせをやるからだ。テレビドラマも、うまく進行させるために、「偶然に

    2030話 ウソはうまくつけ - アジア雑語林
    shidho
    shidho 2024/02/06
    彼が思っている疑問には、番組内で解決済みのものもあればそうでないものも混じっている。つまりこのエントリそのものが「ウソはうまくつけ」ということになっている。
  • 1724話 無理を重ねた『中国料理の世界史』 その7 - アジア雑語林

    「パッタイ誕生のいきさつ」を疑う 上 前回紹介した「パッタイ誕生のいきさつ」を点検する。 まずは、2の、コメ不足の対策としてクズ米を麺状に加工してべることをタイ政府が奨励したという話は、とても信じがたい。コメが不足しているから、クズ米をわざわざ手間ひま費用をかけて麺に加工する意味はあるのか? 日で言えば、戦後の糧不足に対して、政府が「クズ米をビーフンに加工して、炒めてべなさい」と、もし言ったら、変だろ。自宅では加工できないのだから、加工工場にコメを集め、ビーフンに加工して販売する? そのビーフンを家庭で炒めてべろというのか。当時のタイでは、まだ家庭にフライパンはそれほど普及していない。「炒める」という料理技術も、中国人のものだ。 そんな手間をかけて、クズ米を加工して売る意味がわからない。増量を考えるなら、粥かイモや未熟バナナなどを加えて雑炊というのがもっとも普通の考えで、すぐにで

    1724話 無理を重ねた『中国料理の世界史』 その7 - アジア雑語林
  • 1710話 東南アジアと日本の若い旅行者 その11 - アジア雑語林

    タイのタイ料理店 前編 タイでは、経済に関することはほとんどすべて中国人(華人、中国からの移民)が握っているといっていい。工業や流通業や金融業といった表の生業(なりわい)だけでなく、麻薬や売春や密輸などの裏の生業も中国人が握っている。外国企業もこうした中国人の企業との合弁だから、対抗できるのは王室管財局系列の企業だけだ。 文化で言えば、コメを作っているのはタイ人だが、コメを集めて運び、精米して売るのは中国人だ。野菜や果物やハーブやスパイス類の大量栽培は中国人がやっている。調味料の生産も市場の運営も、飲店の経営も中国人がやってる。稲作を除き、生活に関するあらゆることは中国人が深くかかわった。金属鍋もホーローや陶器の皿も、中国人が製造あるいは輸入して販売してきた。 文化史の基礎を話しておくと、民族料理店というものは、それをおもしろがる外国人の登場によって生まれるものだ。例外が中国であり

    1710話 東南アジアと日本の若い旅行者 その11 - アジア雑語林
    shidho
    shidho 2022/03/14
    タイに地元民向けのタイ料理店はなかった、東北タイ料理店は1990年代以降かも、という話。そういや、The possibleで食ってたのもバーミーだったしな。
  • 1655話 「旅行人編集長のーと」に触発されて、若者の旅行史を少し その3 - アジア雑語林

    海外旅行の自由化 ここで改めて、戦後日海外旅行史を簡単に振り返ってみたい。 日人に限らず、外国旅行事情を考えるには、国の経済力という問題を頭に入れておかなければ旅行歴史は語れない。 1955年のアメリカ・イギリス合作映画「旅情」(Summertime)は、アメリカの地方都市で秘書をしている38歳の独身女性が、コツコツと貯めたカネを使って、「夢のイギリス、フランス、イタリア3か国旅行」の最後の土地ベネチアでのラブロマンスを描いている。世界一豊かな国アメリカでも、ごく普通の会社員にとって、旅行資金と長期休暇という二つの大きな障害を乗り越えないと、「夢のヨーロッパ旅行」は実現できない時代だった。アメリカ人といえども、大学生くらいの若者が気軽に外国旅行ができる時代ではまだなかった。第2次世界大戦が終わって、まだ10年である。私が見たことがある映画の中で、無邪気なアメリカ人観光客が現れるのは

    1655話 「旅行人編集長のーと」に触発されて、若者の旅行史を少し その3 - アジア雑語林
    shidho
    shidho 2022/02/21
    海外旅行の渡航自由化も、外圧で実現したもの。
  • 801話 インドシナ・思いつき散歩  第50回 - アジア雑語林

    山岳民族博物館 寒くて目が覚めた。昨夜、窓を開けたまま寝たのが失敗だった。カーテンを開けて外を見ると、霧雨で街がかすんでいた。11月に入っているのに、雨期がまだ終わらない。高原でもないのに、半袖シャツでは寒い。ジャンパーを着て、小糠雨降る街に出るがまだ寒い。タイでこういう寒い日を過ごすと、「タイの季節は四季じゃなくて、三季。hot , hotter , hottestですよ、ガハハ」と得意そうに言うバカオヤジが頭に浮かび、うんざりする。 宿の近くで建築中の建物は、タイの寺院風建築のキリスト教教会だ。すぐ近くに仏教寺院もあるので、屋根に十字架があるかどうかを認識しないと、遠目には区別が付きにくい。仏教寺院の奥に、イスラム教のモスクがあり、イスラムレストランがある。およそ100メートル四方くらいの場所に、3つの宗教施設が集まっている。 チェンライで行きたいと思っていたのが、山岳民族博物館だ。前

    801話 インドシナ・思いつき散歩  第50回 - アジア雑語林
    shidho
    shidho 2016/03/28
    アヘンは1959年に法律上禁止されたらしいが、本人が「東南アジアの日常茶飯」で引用しているガイドブックには80年代でも「客人のご飯のフリカケが……」という記述がある。
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