北海道庁に勤務する職員で構成する自治労全道庁労働組合(全道庁)札幌総支部で、勤務時間中に選挙支援など組合活動に関するファクスを送受信していたことが1日、分かった。道は地方公務員法(職務専念義務)違反の疑いもあるとみて、実態把握に乗り出した。 札幌総支部によると、24日投開票の衆院北海道5区補欠選挙をめぐり、9月17日に総支部の佐々木功彦執行委員長名で、民主党公認の立候補予定者の決起集会に参加するよう呼びかける文書を送信していた。総支部のファクスは組合所有だが、受信先の出先機関は道備品のファクスだった。 同様の送受信は7月以降、複数回、確認されており、佐々木執行委員長は「緊急を要するときに使用してしまった。不適切だった」としている。