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ブックマーク / elm200.hatenadiary.org (53)

  • 文化的な性と職業選択 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    生物学的な性(sex)に対して、文化的な性(gender)という概念がある。これは、生物学的性に当然付随すると一般的に信じられている一連の思考形式・行動様式のことを指している。だが、実際には、生物学的男性でありながら、文化的には女性的な人、またその逆というものが考えられる。 私は、生物学的には男性である。そのことには迷いはないし、性的な魅力を感じる対象は一貫して女性である。ホモ・セクシャルな性向はまったくないか、あったとしても極微量であろう。しかしながら、私の思考形式や行動様式には、女性的な傾向が散見される。私の生まれ育った家庭は、女性の発言力が強かった、というのも原因のひとつかもしれない。あるいは、もともと先天的にそういう性格をもって生まれてきたのかもしれない。 生物学的には男性であるために、私のなかで、生物学的性と文化的性の不一致に関して葛藤があるようである。これが私の過去の一貫性のな

    文化的な性と職業選択 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
    shigechi-64
    shigechi-64 2009/07/27
    自分と似ている。
  • 日本との付き合い方(その3) - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    との付き合い方 日との付き合い方(その2) の続き。 いま日政治経済で指導的な立場にいる人たちの一人一人が胸に手を当ててよくよく考えて答えなければならない質問がある。 「いままで日経済には、すり合わせ型の製造業の他に、高い生産性をもつ産業が存在したことがあるのか?」という質問だ。 すり合わせ型のの製造業というのは、構成部品が多種多様で組み立てに高度な熟練が必要な製造業のことだ。代表的なのは自動車産業であり、一昔前までの家電産業だ。なぜ一昔前までの家電産業かと言えば、いまや家電の世界では機械的部品が電子部品に置き換わり、組み立て工程が単純化してしまったからだ。 最近の米国発の金融危機を見て「米国覇権の時代は終わりだ」と手を叩いて喜んでいる評論家がいるが、私に言わせれば笑止である。今回、初の黒人大統領が実現したように、米国は絶えず移民を受け入れ、ダイナミックに新しい時代に対応してき

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  • 言語・文化・民族 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    昨日のエントリ、水村美苗「日語が亡びるとき」は意外な反響を呼んだ。梅田望夫氏のエントリにトラックバックを送ったのは大きかったか。ブクマやコメントでいろんなメッセージを頂いたが、やはりピントがずれたものが多くて笑えた。そもそも昨日のエントリは水村美苗の新作の書評ではない。書評なんて書きようがない・・・まだ読んでいないのだから。昨日のエントリは、私が現実にいままで生きてきて、頭のてっぺんではなく、腹の底で感じたことを文字にしたまでのことだ。カナダのモントリオールでは、完璧な英語をいやいや話すフランス系の若者たちがいた。カナダのトロントには、子供が英語しか話せず、親子の意思相通ができなくなってしまった韓国系の移民がいた。こうした言語をめぐる現場に立ち会ったことのない人に私の気持ちをを説明するのは難しい。 世界のたいていの人たちは、言語・文化・民族の相互関係については、日人よりは多少まともな認

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  • なぜ国家は衰亡するのか - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    中西輝政著「なぜ国家は衰亡するのか」をいま読んでいる。この著作のなかで中西氏は、イギリスやローマの例を引き合いに、なぜこの世の春を謳歌した世界大国が衰退しやがて滅亡したのか、あるいは、一時的に衰退しつつも、再び再生を遂げることができたのかを解き明かそうとしている。 こののなかで、衰退の兆候がはっきりしてきた20世紀初頭のイギリスの社会風景が描写されているのが、これが現代(2008年)の日にあまりに似ていて、気持ちが悪いほどである。ちなみにこのは、1998年に書かれたもので、中西氏は「日は、先進国特有の衰退の初期段階にある」と喝破するのだが、それから10年、あまりに中西氏の予言どおりに日歴史が進行しているのに戦慄を覚える。 20世紀のイギリス社会には次のような風潮があったという。 1. ロンドンが快適で刺激に満ち、若者はロンドンから離れるのを嫌った。 2. 多くの海外植民地を抱え

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    shigechi-64
    shigechi-64 2009/07/24
    考えれば考える程、日本は特殊な国。
  • もうひとつの日本 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    今日、Life is beautiful の中島聡さんと Tech Mom from Silicon Valley の海部美知さんの講演会に行ってきた。このお二人が最近を出版したので、その記念講演である。(中島聡著「おもてなしの経営学」と海部美知著「パラダイス鎖国」)その話を聞きながら、この日の中に「もうひとつの日」を作る必要があるのではないか、と強く思った。 中島さんが「シリコンバレーでは、エンジニアが神。エンジニアが最大の付加価値を生むからだ。引き換え、日の SI 業界では営業活動に大部分の開発コストが消える。エンジニアへの報酬はわずかしかない。当に効率が悪い」と言っていたが、私としては強く頷くしかない。私もカナダにいるときは、技術者の社会的地位がぜんぜん違うものだなと常に感じていた。私自身がソフトウェアエンジニアなので、うらやましいと思う部分もあるが、それ以上に、次世代の中

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  • 個人情報銀行 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    昔メールとは、POP3 プロトコルを使って、ローカル PC のメールソフトウェアにダウンロードして読むものであった。それが hotmail や gmail の普及により、いまやウェブ上でそのまま読むのが当たり前になった。この流れが続くならば、いま手元においてある情報のほぼすべてが、ネットワークの「向こう側」に置かれる日がくるだろう。 現在、氏名・住所・生年月日といった個人情報は、ウェブサービスにサインアップするたびに、サービス提供会社に渡され、この各会社が管理することになっている。生年月日は絶対に変わらないし、氏名も頻繁に変わるものではないが、住所はしばしば変わる。こういう個人情報が変わるたび、各サービス提供会社に連絡するのは、非常に面倒である。 そこで提案なのだが、個人情報を一箇所に登録しておいて、ウェブサービスは、個人情報を必要とするたびに、そこへアクセスしにいくのはどうだろうか。私は

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    shigechi-64
    shigechi-64 2009/07/21
    おもしろいと思う。
  • 「会社=家」という発想 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    他方、企業の側も「株式会社」という西洋の概念をあまり理解していなかった。明治初期の経営者は士族出身が多く、企業を家をモデルとして考え、個人の利益より家の永続性を至上目的とする傾向が強かったので、それを外部から牽制する株主という概念はなじまなかった。 これって当にそうなんだよなあ、とつくづく思う。日の大企業グループ(たとえば「トヨタグループ」「日立グループ」)には系列をふくめてそれぞれ数十万人の従業員が働いていて、その家族を含めると100万人を超える規模になると思うけど、これが江戸時代の藩にどれほどよく似ていることか。 たとえば藩のたてまえは(幕府でも)同職はつねに複数で、責任の所在というものがなく、いったん事がおこればけむりのごとく問題をうやむやにしてしまう。その点、まるで魔法のような組織なのである。 というくだりが幕末の長岡藩士・河井継之助を描いた司馬遼太郎の「峠」という小説に出てく

    「会社=家」という発想 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 添付ライブラリの CSV クラスで標準入力からデータを受け付けるようにする - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    趣旨 Ruby 標準添付ライブラリの CSVクラス は CSV ファイルの読み書きに便利である。ただ残念なことに標準入力からデータを受け付けてくれない。UNIX のフィルタ的コマンドを作ろうというときには、不便だ。 そこで、標準入力からデータを受け付けるようなパッチを書いてみた。 パッチ コードは以下のとおり。 require 'csv' class CSV def self.open_reader(path, mode, fs, rs, &block) file = path == '-' ? STDIN : File.open(path, mode) if block begin CSV::Reader.parse(file, fs, rs) do |row| yield(row) end ensure file.close end nil else reader = CSV::Rea

    添付ライブラリの CSV クラスで標準入力からデータを受け付けるようにする - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • Excel ファイルの内容を Ruby を使って高速取得する - Rails で行こう! - Ruby on Rails を学ぶ

    Rails には直接関係ない小ネタをひとつ。 Excel の中身を Ruby のプログラムから参照したいことがある。これは、次のように実現できる。win32/clipboard と win32ole という2つのライブラリを使う。 require 'rubygems' require "win32/clipboard" require 'win32ole' excel = WIN32OLE.new('Excel.Application') excel.visible = false excel.displayAlerts = false excel.workbooks.open 'filename' => 'C:\test1.xls' workbook = excel.workbooks(1) sheet = workbook.sheets(1) sheet.select excel.ce

    Excel ファイルの内容を Ruby を使って高速取得する - Rails で行こう! - Ruby on Rails を学ぶ
  • 自分は無力だという信念 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    なんでも最近、日は格差社会に突入しているそうで、正社員になれず安い賃金で苦しんでいる若者たちが怨嗟の声を上げているらしい。だが、私にはどうも彼らのいっていることは頭では理解できるものの、うまく共感できなかった。 それがどうしてなのか、教えてくれたのが essa さんの最近のエントリ。 戦争と製造業と官僚制のみがリアルというパラダイム essa さんの言うことすべてに納得がいかないという、あるブロガーがこんなことを書いていたそうだ。 今後の社会が個人の才覚で切り抜けられるような社会になるなんて、とんでもない夢物語であって、そんなことを若者に信じさせて、さて彼が40過ぎても何も「価値」生み出せなかったら、誰が面倒をみるのだ? まず、そこのシステム、ベースを作ることがなによりも先だろう。 アンカテの中の人が書いたことは、下手すると完全雇用にあぶれた人にたいして、個人の才覚で、それのみでなんとか

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    shigechi-64
    shigechi-64 2009/07/17
    "公的な強制力が行うべきことは、持つものから持たざるものへの強制的な価値の移転でなく、個々人の潜在能力が、他者の喜びを増やす方向で開花するための環境整備であるべきだ"
  • 日本の経済の現状に対する個人的な認識 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    私は、今年の初めから、日経済に危機感を感じまくっているわけだが、私の認識する日経済の現況を簡単にスケッチしたい。普通、経済学者や評論家は適当なグラフやら表やら持ち出しくるわけだが、あえてそういった客観的な数字は使わず、あくまでも私の主観を述べて行きたい。私の考えのすべてが当たっているはずもないが、少なくとも思考の癖からなにか面白い発見があるかもしれない。ここには、何も客観的な論拠はないので、特に私という人間に興味をもたないかたがたは華麗にスルーしていただきたい。 日経済は、基的に製造業(自動車・電機・工作機械)が主力である。製造業は、輸出産業であり、外貨の稼ぎ手であるだけでなく、関連会社や下請け会社を傘下に持ち、大きな雇用を生み出している。(トヨタの連結従業員数約30万人、日立製作所が約40万人) 輸出産業であることからもわかるように、国際的比較では製造業は効率的なセクターであり、

    日本の経済の現状に対する個人的な認識 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
  • 「自分のまわりはアホばかり」症候群 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    最初、id:shi3z の 天才コンプレックスが出てきたとき、「ああ、世の中には、似たことを考えているひとがいるものだな」と思いつつも、自分のあまりにも深い痛点に触れるために、全力でスルーしようとした。しかし、今日、NBOnline の コンプレックスこそ我が友をいう記事を目にするに至って、どうにも何かを書かずにはいられなくなった。id:shi3z が言うとおりに、こういう個人的なことは、胸にそっとしまっておくべきなのかもしれないが、しかし、やはり彼がそうしたように、不特定多数に対して、叫ばなければどうにも自分自身が救われないということはあるのかもしれない。そう思って、はてなダイアリーに書く。私を知らない人にとっては何の価値もないつまらない雑文であるので、興味のない方は、ここで引き返してもっと有益なページを閲覧されたい。 私は、小学校に上がるまえに、虚数 i の概念を理解してしまった id

    「自分のまわりはアホばかり」症候群 - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
    shigechi-64
    shigechi-64 2009/07/13
    こういう話の縮小再生産は無数にあるんだろうな。
  • 残業は恥だ - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)

    もし日の会社から「長時間残業」が消えたら、日人はそれだけでずっと幸せになれるのではないか。私としては、日の会社から残業が消えたら、もういちど日の会社で働いてもいい。 日と違って長時間残業がほとんどない欧米企業の働き方を見てみよう。 上司は、各々の部下に仕事を割り当て、進捗を管理する。部下は、上司に割り当てられた範囲だけの仕事をやる。自分の仕事が終われば、定時に帰るし、終わらなければ残業することになる。隣の人が残業していても、それは他人の仕事だから、関係なく早く帰ることができる。 こうした環境で誰かがずっと残業をしていたら、それは、上司がその部下の能力を正しく見積もることができなかったことを意味する。その部下は「なぜ残業をしているのか」と上司から尋ねられることになるだろう。そして、上司はその部下が定時に帰ることができるように仕事量を再配置する。 日はどうだろうか。日の場合、上司

    残業は恥だ - elm200 の日記(旧はてなダイアリー)
    shigechi-64
    shigechi-64 2009/07/13
    禿同だなーこれができないマネージャーって何のためにいるんだろう。