ライターのヤスミノです。 メールやSNSでのコミュニケーションに欠かせない「文字」というツール。私たちの身の回りにはさまざまなスタイルの文字があふれています。 例えば、道路標識やお店の看板、町の掲示板、スーパーで買った商品のパッケージ……意識して観察すると、意匠の凝らされた三者三様の文字を発見できます。 そんななか私が見つけたのが、なんとも奇抜な形をした、こちらの文字。 めちゃめちゃ味があって、カッコよくないですか? こちらの本は、大正、昭和の手描き文字を集めた『実用手描文字』。1926年に出版された『実用図案文字と意匠』の復刻版として、原書の内容を再構成したものです。 コンピューターや写植もなく、タイポグラフィーなどの表現技術が確立していなかった時代に、このように独自性のある手描き文字が存在していたというから驚きです。 しかも、これらはいわゆる一般的な芸術作品ではありません。広告チラシな
![100年前に出版された作者不明のレタリング集『実用図案文字と意匠』 復刻の理由と経緯を聞いた | スタッフブログ | マイネ王](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ce2fb55f70941903c143fd316ce8b7cd47dbd64e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.king.mineo.jp%2Fsystem%2Fmagazine_images%2Fimages%2F000%2F000%2F322%2F941%2Ffullsize_image.jpg%3F1548124765)