まず最初に驚くのが価格設定。Ryzen 7 2700Xは1700Xより70ドルも安く、ライバルのi7 8700Kより30ドルも安価です。この時点で「コスパの良さ」という評価は相当量を担保してしまっていると言える。 次に「クロック周波数」の大幅な改善です。1700Xはベースクロックが3.4Ghzで、ブースト時もクロック周波数はあまり上がらない。一方の2700Xは300Mhzもベースクロックが上昇し、ブースト時には4.0Ghzを超える仕様だ。 従来のRyzenは4Ghzに壁があったのに、今作からブースト時に4Ghzを超えるようになった。どのようにして壁を克服したかはわからないが、おそらくはプロセスが14nmから12nmへ縮小されたのが大きい。 Core i7はコア数でRyzen 7に負けていても、その暴力的なまでの強力なクロック周波数で1コアあたりの性能を底上げし、6コアでも8コアに相当するレ