鳩山由紀夫首相が10月10日、北京で行われた中国の温家宝首相との会談で、日中が共同開発で合意している東シナ海の「白樺(しらかば)(中国名・春暁(しゅんぎょう))」ガス田について、条約締結交渉などの日中協議の先送りを容認したととられる発言をしていたことが31日、政府筋の話で分かった。また、同じ会談で鳩山首相が、靖国神社参拝問題について中国側に「頭の中から消し去ってほしい」と述べ、自身も鳩山内閣の閣僚も一切参拝しないことを重ねて強調していたことも判明した。 会談には岡田克也外相、直嶋正行経済産業相、松野頼久官房副長官ら、中国側は楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相が同席した。 この中で鳩山首相は、ガス田問題に関し、「お互い協力して採掘することで東シナ海を『友好の海』にしていきたい。(昨年6月の)日中合意に基づいてしっかり対処していこう」と主張した。 また、中国側が日本が資本参加するはずの「白