事業仕分そのものは大賛成だが、一連の報道を見ていると、どうも方法論が間違っているような気がしてならない。 いかにして、1時間やそこらで、事業そのものの現状を理解し、その効果を査定できるのであろうか。事業仕分を担当している「仕分人」と称される民主党の議員と民間人は、通常人には見えないものが見える特殊能力でも持っているのであろうか。 どうも、スタイル(形)だけが先行し、適正手続きすら図られておらず、予算事業に対するザルな事実認定と評価をしていると思えてならない。 しかし、国民の9割以上がこの事業仕分に賛同しているという報道を耳にする。事業仕分の方法まで国民は9割も果たして賛成しているのだろうか。 少なくとも私は、事業仕分を行うことは評価するが、方法は評価しない。こういう人間の声は、賛同する9割に含まれるのであろうか、それとも私のような意見は残りの1割なのだろうか。 世論調査では、数字が先行する