わが国固有の領土で韓国が不法占拠する竹島が、19、20世紀初めのドイツとフランス製の世界地図で、日本領と明示されていることが15日、島根県の竹島資料室の調べで分かった。 国や県が主張する「竹島は17世紀から日本に領有権があった」を補強する資料。竹島資料室が9月下旬、隠岐の島町の男性が所蔵する世界地図など約50点を調査して判明した。 ドイツ製は1872年、フランス製は1902〜04年ごろに作製されたとみられる。ドイツ製では、リアンクール島など表記されている「竹島」と、松島と表記されている「鬱陵(うつりょう)島」が並ぶが、鬱陵島と朝鮮半島との間に境界線があり、日本領としている。フランス製では、竹島と鬱陵島の西欧の島名に続き、日本の領有を示す「Jap」の記述がある。