昭和後期に開発された、うどんやトースト、ハンバーガーなどの食品を自動調理する「レトロ自販機」だけの店舗が、2014年にオープンしました。メーカーも消滅した2018年のいま、運営できるのは、関係者同士の交流にあるといいます。 修理担当は初期からのお客さん 数少なくなりつつある「レトロ自販機」。ここで言うレトロ自販機とは、うどんやトースト、ハンバーガーなどの食品を自動で調理する販売機をさします。古くからあるオートレストランなどに置かれており、その多くは昭和後期に製造されたものです。 こうした古い自動販売機は、製造メーカーがすでに廃業している場合、機械の修理や維持が困難なため、年々数を減らしています。そうしたなか2014年、レトロ自販機だけを集めた「自販機食堂」(群馬県伊勢崎市)がオープンしました。 自販機食堂の様子(画像:オレンジフード)。 自販機食堂を運営するオレンジフード(群馬県伊勢崎市)