福岡県中間市の双葉保育園で倉掛冬生(とうま)ちゃん(5)が登園時に乗ったバスに取り残されて熱中症で死亡した事故で、冬生ちゃんの母親が17日、代理人の弁護士を通じてコメントを公表した。「なぜ、冬生があんなに苦しい思いをして、たった5年で命を絶たれないといけないのでしょうか」「冬生にもう一度会いたいという気持ちでいっぱいです」などと胸中を明かした。 【画像】8時バス乗車→17時過ぎに発見 園児が死亡するまでの経過 母親によると、事故が起きた7月29日の朝、園バスに乗る冬生ちゃんを見送った。冬生ちゃんは園長に「おはようございます」とあいさつし、「行ってきます」と笑顔で手を振ってバスに乗り込んだが、「まさかこれが冬生の元気な姿を見る最後になるなんて思いもしませんでした」。 帰りの時間、迎えた園バスから冬生ちゃんは降りてこなかった。その直後、警察から電話がかかってきた。「家で待っていてください」と言