10月に「師走並みの寒さ」を体感すると、その後の平年並みは暖かい。もうずっと暖かいような気がしてくる。11月の夜ってもう少し寒かったんじゃなかったっけとも思う。 などとやっているうちに、11月は後半に入った。秋の日は釣瓶落とし、どんどん暗くなるのが早くなる。 娘が帰宅するのは5時過ぎで、その頃にはかなり暗くなるので、この時期は駅まで迎えに行く。 この間、迎えに行ったときに。 本人気づかなかったので、声をかけずに後ろからついていった。そうしたら、小さな声で「どうしよう、どうしよう」と繰り返して言っていて。声をかけたら、急にモードがふつうになった。 どうしたの?とか、心配だった?と聞くのだけれど、「ぜんぜん」と言ってシカトを決め込む。暗くなるのは不安なのだなと思う。 秋を感じてくると、おでんが食べたくなる。「土曜日はおでんにする」と言ったら、夫が金曜日によい吟醸酒を買ってきた。 秋の午後、紅葉