お茶が出されると 正客(しょうきゃく)は茶碗を次客(じきゃく)との間に置いて、「お先に」とおじぎをして挨拶します。 茶碗を縁内(へりうち)膝の前に置いて、亭主(ていしゅ)に「お点前(てまえ)ちょうだいします」とおじぎをして挨拶します。 茶碗を左手にのせ、右手をそえて感謝の気持ちをこめて、押しいただきます。 茶碗の正面からいただくことをさけるため、右手で手前に2度まわして静かに味わいながらいただきます。 飲み終わった後で、人差し指と親指で飲み口を清め、その指先を懐紙(かいし)で清め、茶碗を手前から向こうへ2度まわして元に戻します。 茶碗を畳の縁外(へりそと)において、両手をついて全体のかたちを拝見し、もう一度右手で手前に2度まわして茶碗が出された位置に返します。 次客も同じように、お茶をいただきます。