OSPFエリアとはOSPFエリアとは、「同一のLSDBを持つOSPFルータのグループ」です。単一のエリアではなく、複数のエリアに分割することでOSPFは大規模なネットワークで効率よくルーティングテーブルを作成できるようになります。以下は、複数のエリア構成の簡単な例です。 図 OSPFエリアの概要 エリア0に含まれるルータはすべて共通の「エリア0のLSDB」を持ちます。エリア1に含まれるルータはすべて共通の「エリア1のLSDB」を持ちます。同様にエリア2に含まれるルータはすべて共通の「エリア2のLSDB」を持ちます。エリア同士を相互接続するルータはエリア境界ルータ(ABR : Area Border Router)と呼びます。ABRは複数のエリアに所属して、複数のエリアのLSDBを持つルータです。 なお、OSPFエリアは32ビットのエリア番号で識別します。エリア番号として、単純な数字で表記す