プロセッサが高速になるにつれて、CPUとデータの間の待ち時間を減らすことが必要になる。その答えとして登場したのが、ローカルフラッシュストレージやPCIeフラッシュだ。さらに、フラッシュによるパフォーマンスの向上だけでは満足できない場合に選択されるのが、データを直接システムメモリに配置するオプションである。システムメモリにデータを保存すれば、データベースのパフォーマンスは最速になる。これがインメモリデータベースを利用する根拠だ。 インメモリデータベースとは インメモリデータベースでは、データの作業セットを全てシステムメモリに配置する(SAP HANAといったシステムの場合)か、テーブルのIDに基づいてDRAMの速度の効果が最も高い作業セットの一部をシステムメモリに配置する。 インメモリデータベースを利用すれば待ち時間が少なくなり、明らかにパフォーマンスが向上する。大量のキャッシュを利用してデ